谷川岳一ノ倉沢 南陵・凹状・中央稜・変形チムニー
2002.10.12~14

南陵・凹状

マイカー規制のため、谷川ロープウェー駐車場より一ノ倉沢出会まで歩く。テン場にテントを設営し準備を済ませ出発。毎度のことながら僕たちのパーティーの一番の課題はアプローチ。順調に進んでいくもののひょんぐりの滝付近で左岸に入ってしまい、草付き、極細灌木づたいの沢登りのようなトラバースを強いられてしまった。結局適当な太さの灌木でテールリッジ取り付き付近に懸垂下降。大汗をかきながらテールリッジをのぼり南陵テラスに到着する。テラスでは先行パーティーがいて少し順番待ち。3スラをのぼるパーティーなどを眺めつつ登攀開始。特に問題もなくオールフリー(当たり前か)で終了点。同ルートを下降。下降は終了点よりやや左側に懸垂下降支点がある。(残地スリングが多く一目でそれと分かる)適当な感覚で加工用の支点があり不安なく下降できる。ただし途中の草付きではロープが絡まりやすいので対策が必要だった。
下降後そのまま凹状岸壁へルートファインディングをしながら快適にのぼるが6ピッチ目でルートを失ってしまい、正規ルートの左側のもろいフェースに入ってしまった。パートナーカネゴンが支点を作りビレイ。強引に正規ルートに戻りその後は無事に終了点へ。後続パーティーがいなかったためそのまま同ルートを下降。しかし、1ピッチ下降後ロープを引くが、何かに引っかかりどうしても引けない。結局フリーソロ気味の怪しいプルージックで終了点まで登り返し、スリングを残置し下降する。夕方になり時間との勝負で急いで下る。10.5mmシングルロープ2本での下降はつかれる。結局薄暗がりの中取り付き地点に戻り、ヘッドランプでテン場を目指す。取り付きからテールリッジまでもろいトラバースを緊張しながら進み、ようやくテン場につく。アーつかれた。


ロープウェー乗り場(4:30)−テン場(5:15)−テント設営後取り付き(7:50)−登攀開始(8:30)−終了点(10:30)−下降後凹状取り付き(12:30)−終了点(15:10)−取り付き(17:00)−テン場(19:10)

かねごん

懸垂下降かねごん

 

中央稜
初日張り切りすぎたので、2日目はややのんびりと過ごす。ようやく正解アプローチもわかり、中央稜取り付きに到着。先行パーティーはいないようだ。昨日までは登攀時はシングルロープ一本で登っていたのだが、年輩のガイドの方に「シングルロープでもダブルにして登ればいいよ」といわれたので、やってみるが登攀時はロープが重く、ビレイでもロープを引くのに力がいる。後続パーティーにも追いつかれてしまって、結局2ピッチ終了後シングルに戻す。軽くなって快適に各ピッチを登り、終了点へ。前日に下降した凹状ルートを下降しこの日はこれで終了。


テン場(6:00)−取り付き (7:30)−登攀開始(8:00)−終了点(10:30)−お昼寝後下降開始(11:00)−テン場(13:30)

変形チムニー
3日目は、休養も十分で今回のメインイベント変形チムニーに取り付く。アプローチもばっちりだ。先行がいると嫌なので早めに出たため取り付き付近は薄暗く、「ここで良いのか?」と不安を抱きながら登攀開始。1ピッチ目よりつるべで登る。2ピッチ目あたりは支点が多くどれを選ぶか迷う。結局欲張りすぎて少しクライムダウンを強いられる。第一の核心チムニー部分はパートナーのカネゴン担当。秋の好天で乾きまくり。フォローで登る。ザックが岩に引っかかりチムニーの出口付近は緊張した。チムニーを越えてからは脆いルンゼをトラバース。支点は十分にあるがトラバースはやはり緊張する。第2の核心は8ピッチ目のフェースとクラック。初っぱなの緊張するマントルを乗り越えクラックへ、クラックの良いところ(邪魔なところ)に人工の支点があり、さらに浮きまくりのチョックストーンがある。フレンズ(2番くらいかな?)をセットした後、左のフェースのカチを持って登った。フォローのカネゴンはレイバックで豪快に登ったとのこと。恐がりな僕には緊張するいいピッチだった。終了後は南陵まで歩き、下降。崩れかける天気の中早々と下山した。
テン場(4:00)−取り付き(5:30)−登攀開始(5:50)−終了点(10:30)−下降後テン場(12:30)

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