燕バックカントリー講習、三田原
2003.2.21~23

初日
燕パフパフバックカントリー講習。講師は高村直成氏。オーストリーの国家検定を持っているプロフェッショナル。メンバーは筑波大より、モンゴル・マサ・りょうちん・かねごん・ハーコ(以上野外研)とぅーの(栄養研)みさき・まりこ(生物資源)とOBのドラゴン・デッパ・とめきち、よこちん(昨年度参加)。奈良教育大学のばくさん・もも・かい・とねちん・りか。(抜けてる人がいたらごめんなさい教えてね)カネゴン・デッパ・ドラゴンはテレマーク、とめきち・ヨコチンはボード、タカちゃん・モンゴルは山スキー(ディアミール)他はアルペン板。
適当にパフパフした後、5人程度のグループに分かれてのスノープロファイリング。斜面でのルッチブロックテスト、シャベルテスト、ハンドテスト。ルッチブロックテストは幅2メートル、奥行き1.5メートル深さ2メートルの雪の柱を切りだし(後ろ側は斜面とつながっている)切り出した面を観察する。その後スキーを履いて上から刺激を与え、弱層を知るテストだ。観察ではルーペ・温度計・折り尺・黒い板・(ブラシ)が必要で、温度を測りつつ、各層の雪の結晶を見る。上部新雪層をのぞきほぼザラメ雪と、こしまり雪が多い。また、雪のしまり具合も調べる。(こぶし、4本指、1ポン指、ボールペン、ナイフ)よるには、記録を元に弱層診断?をした。


黄色いのが高村氏

雪の結晶を見る

弱層の滑り面が崩れる

2日目
ビーコンの基本操作と、模擬捜索練習
午前中はビーコンの基本操作の確認。経験者班は複数捜索もする。使用ビーコンはオルトボックスのfi,m1,m2、pieps。アナログビーコンでは、小規模捜索では初期は電波誘導法で最後はクロス法で捜索するのが最も早く確実だ。デジタルビーコンは、デジタルの表示に従えばいい。ちなみに今回使用した各ビーコンの特徴は、fi(アナログ)受信感度(距離)は最も高いが、二次遭難時に受信・発信の切り替えがやりにくい。m2(デジタル)液晶画面が低温に弱いといわれている。二時遭難時は切り替えはコードを引き抜くだけなので素早くできる。pieps(アナログ)19800円と低価格。受信発信の切り替えは、簡単。感度は弱い。電池や、電源など接触が甘いことがある。オルトボックスから今年X1が発売され、その出来具合や、マムートのバリフォクス、アクセスとラッカーなどは比較することが出来なかった。
個人的な感想としては、やはりf1が一番良いようだ。複数捜索の場合でも、レンジを絞ったりして対応できたと思う。(機能美というかあの曲線も美しい)午後は、2グループに分かれて、斜面での模擬捜索練習。雪崩発生を仮定して、斜面の中に人を埋めたり、雪面に残留物をおいたりして捜索した。複数捜索で4〜5個のビーコンを探す。そのうち3個くらいは本当に人が潜っているので、ちょっと真剣に探す。
そして最後はゾンデでビンゴ。足下に雪洞を掘り発信状態のビーコンを置く。それを受信してゾンデ(プロープ)で突く。それぞれ誤差20センチくらいで収まるが結局ビンゴは無し。ゾンデをまっすぐ刺すのが意外と難しい。このときマサのmont-bellゾンデのケーブルが抜けるというアクシデント、調べてみるとmont-bellのゾンデはこの不具合でリコールされている。mont-bellのゾンデを使っている人はhomepageをチェックして返金してもらってください。(エアマットもかなり怪しいんだけどな・・・)フリータイムはパフパフ楽しめた。おすすめは第一リフトを降りてすぐ右に入りそのまま右へトラバース。リフト下のちょい手前の沢筋。ほぼ垂直に感じる沢と、下部の雪崩止め。どれも飛ぶ(というか墜ちる)ことが出来る。距離は短いけどアドレナリン系。


よこちん

りょうちん ど後傾が売り

まさ

3日目
三田原山ツアー。
 
杉之原のゴンドラ・リフトを乗り継いで一番上まで行く。雲は重たく天候は悪い。シール・スノーシュー・ワカンを各々つけて、4グループに分かれてハイクアップする。歩き出してすぐの沢をわたり、しばらく登るとダケカンバ林となる。雲が薄くなり始め、森林限界付近になると一気に晴れ渡り、遠く北アルプスまで見渡せる。
 下界からは想像も出来ない好天で、日焼け対策を忘れたモンゴルはおでこに帽子のラインがくっきりと出来る恥ずかしい焼け方をした。雪は案外しまっていてワカンでの直登も可能。
 これは各人の好みによるが、三田原は急な登りが続くのでシールよりも、スノーシュー・ワカンの方が良いように感じる。同じ妙高でも日本海側ではドカ雪が降るので何とも言えないが、シール・セキュラフィックス(アルペンスキーのビンディングにつけてかかとがあがるようになるアタッチメント)の不具合や重さを考えると、体もホットに温まり、使い慣れたワカンの方がいい。(山スキービンディングだとまた話は違うけど・・・)
 三田原山頂付近までは2時間〜2時間半くらいかかったと思う。経験のある若いガッツあるパーティーなら1時間半くらいでいけるのかな???三田原から妙高へは見事に切れ墜ちていて、三田原側から妙高側へ雪庇を飛んでいるボーダー・スキーヤーもいる。いいなーと横目で見ながらいよいよ滑走開始。事前のシャベルテスト・ハンドテストでは40〜50センチの深さに弱層があるものの、結合力は強く、大丈夫そうだ。上部の森林限界を一気に滑る。積雪・斜度共にdeep&steepとはいかないが、2年前のクラストに比べると快適滑ることが出来る。
 ほぼ真下に滑りながらやや左寄りに滑っていく。ツガ?モミ?の林の中を滑る。さすがに下部は雪が重く春スキーのようだ。最後の林道と合流する沢筋は緊張感のある斜度とせまさと岩がある。ルートファインディングをあやまると少々登ることになる。林道に合流してからはカラマツ林の快適に滑りスキー場に出ることが出来る。

まりこバックに北アルプスが見える

滑走直前

りかスタート森林限界上

活動TOPへ