秋田 虎毛沢

やまかぜ???

百人一首にこのような詩があります。

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ

これは、晩秋の山から吹き下ろす風によって、秋の草木がしおれ、散っていく様子を見て
ああ、まさに山から吹く冷たい風を嵐というんだなあ  という詩です(正確な訳は知りません)

「山」 「風」・・・「嵐」

 天候もよく、安全の確保された平坦な道に安堵するのではなく、嵐の中で困難な道を進むことに喜びを感じる。悪条件を楽しめる。子ども達にそんな素敵な感性を持ってもらいたいという願いを込めて「やまかぜ」なのです。
 雨が降れば、びしょぬれになって雨を感じ、雨と遊ぶ。風が吹けば、風に吹き飛ばされる喜びを感じる。いつも最高の条件を待ち、条件が整わなければ何もできないのではなく、与えられた条件の中で、自分に何ができるのか?自分は何をするべきなのか?楽しくやるにはどうすればいいのか?
 これは、自然の中だけのことではないと思います。 自らの置かれた立場や条件をしっかりと見極め、その条件に文句を言ったり、あたったりするよりも、その悪条件を楽しめるようになってほしいと思っています。

 自分の足でしっかりと大地に立ち、自分の目で物事を見極め、自分に与えられた課題、問題を楽しみ、解決する。そして、解決できない時には、誰に相談すればいいかを知り、共に解決してくれる仲間を持った、そんな大人になって欲しいと思っています。

八ヶ岳 ジョーゴ沢

 

長野 佐久湯川の氷柱群

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